子供達がまだ小学生だった頃、子供達が夏休み、冬休みが終わって登校すると、周りは旅行に出かけた話でもちきりだったようです。
でも我が家の子供は話の中に入っていけません。
主人の口癖「一段落したら、旅行に行こう!」でした。その言葉何年聞いたでしょうか、誰もまともに受け入れなくなっていました。
ディズニーランドが開園して数年たったある時、私は思い切って主人に聞いてみました。
「あなたが忙しくて休むこと出来なかったら、しょうがないから私たちだけで行ってきてもいいかな?」
その時のさびしそうな顔に少し後ろめたさを感じたのを思えています。その当時自営業の我が家はほとんど休みが取れない状況でした。
「もし休みが取れなくても行く予定にしてもいい?」の言葉に、主人はそれからは毎日遅くまで仕事をこなして帰ってきていました。夏休みも中盤になり「やっぱり行けないかもね」と子供たちとしょんぼりしていましたが、「頑張って休めるようにするから計画してもいいよ」主人の思いがけ言葉にみんなで大喜びしました。
比較的ゆったり出来るであろう8月末にホテルを手配していましたが、出かける前の日まで残業をしてやっとのことで行けることができました。あの頃時の子供たちの喜びの顔も忘れることのできない思い出です。